※同時出品のABセットにし、リンゴスパンキー様ご専用にさせていただきました（4/13）。伝李朝後期の粉引盃になります。朝鮮物に傾倒していた時に、寺町二条の古美術屋で買い求めた杯です。全体を覆うリズミカルかつ多様な貫入、高台に近づくと現れる荒々しい梅華皮（かいらぎ）、そして極めつけに、陰鬱な詩情漂う見込みの雨漏りとほんのり琵琶色の景色。粉引盃に求めるものの全てがここにあります。井戸茶碗の名碗をスモールライト（ドラえもん）でそのまま小さくしたような存在感。この盃は、日々の晩酌に哲学的な思索を与え、飲酒という行為を芸術的な精神養生行為に昇華するパワーを有しています。ただし、購入時には「李朝後期」との説明だったのですが、畳付きにも釉薬がかかっており、真に李朝後期のものかどうかは定かではありませんので、「伝」と付記しました。マッコリを飲む前提なのか、李朝の盃には大きすぎるものが多いですが、本盃は直径7cmと日本酒を飲むのにちょうどいい大きさ。最近興味の中心が備前に移ったので、大切にしていただける方にお譲りできればと思います。なお、同型の雨漏り井戸盃Aを同時に出品しています。2つセットでお買い求めいただける場合は勉強させていただきますので、どうぞお声掛けください。[サイズ]口造直径：70mm高台直径：31mm高さ：44mm※商品は写真に写っているものが全てです。