ネルヴァル全集 Nerval Gérard de深い謎をたたえた詩群と魅惑の散文の数々――プルーストが深い共感をよせた文人のつねに新しい輝きにみちた作品を集大成する。豊かな神話的素材を含む「ナポレオンならびに戦うフランス」、才気あふれる風刺詩などの詩篇、さらに後期傑作群のテーマにつながるドイツ関連のテクストと「オドレット」を収める。若さに輝く初期ネルヴァルの全容が初めて明らかにされる代表的戯曲『レオ・ビュルカール』、新聞連載『ファイヨール侯爵』『塩密輸人たち』など本邦初訳の3長篇を中心に、ジャーナリストとしての新たな魅力を描き出す。夢の彼方にたゆとう「東方」の記憶―神秘の薄明の中、驚異の展開で圧倒的感銘を喚ぶ幻想譚「朝の女王と精霊たちの王ソリマンの物語」等の挿話を含む壮麗かつ巨大な長篇『東方紀行』を新訳でおくる。放浪の旅を続けながらも稀書珍書を渉猟し、万巻の書を読破した「博学者ネルヴァル」。代表作『幻視者』では、狂気と幻想と神秘主義に満ちた彼の精神的分身たちが輝きを放って立ち現れる。不思議な輝きを放つ長篇紀行『ローレライ』、奇跡の名作「シルヴィ」、深い謎の魅惑につつまれた「幻想詩篇」など、ネルヴァル後期の傑作群を一巻に収める。夢と狂気が天空に炸裂する「オーレリア」、深い戦慄を秘めた「散策と回想」、「パンドラ」、「サン=ジェルマン伯爵」など、畢生の傑作群。最晩年の書簡、年譜、「ネルヴァル事典」、詩人をめぐる証言・批評を付す。全巻完結。#フランス文学 #ジェラール・ド・ネルヴァル#NervalGérardde #Nerval_Gérard_de #本 #外国文学／その他月報なし裁断はしていません。確認した限りでは、ページに目立った汚れ、書き込み等はありません。